アインシュタインの電話番号
2011.02.12
SinatraからDataMapperを使う(1) 動作チェック用のコード

Herokuで作った名言Twitter Botで、名言を投稿するロジックがただの順番(iPodで言うところのリピート再生的なもの)なので、これをシャッフル再生的なものに変えたい。ランダムではなくシャッフル、という点が重要。1度発言した名言は、全名言が発言し終わるまで出てこない仕様にしたい。randで生成してその都度乱数で選ぶと、確率的には同じものが連続してしまう可能性が十分あるので、ランダムはこの場合適さない。

それでこの機能を実装するためにデータベースを扱う必要があるので、Ruby製O/RマッパーDataMapperの使い方を調べた。以下はそのメモ。数回に渡って連載となる予定。

DataMapperとは

以下のページがわかりやすかった。

Ruby Freaks Lounge:第14回 DataMapperの使い方|gihyo.jp … 技術評論社 DataMapper を使う - KrdLabの不定期日記

DataMapperのインストール

ローカルではSQLite3を使ってテストするので、SQLite用アダプタもインストールする。

$ gem install dm-core
$ gem install dm-sqlite-adapter

SQLiteビューアー

Railsとかがそうだけど、データベースのデフォルト設定にはSQLite3が使われることが多い気がする。そんな時に重宝するSQLiteファイルを閲覧するビューアーが以下。

Lita - SQLite Administration Tool | David Deraedt

Adobe AIR製なのでWin/Macどちらでも使えるし、UTF-8なら日本語も表示される。

最小限のDataMapperコード

テーブル定義・作成、データの書き込み、データの読み込み、の3つを行う最小限の構成だとこんな感じかな。まだ勉強中なので間違ってるかも。auto_upgrade!create後の戻り値判定あたりは自信なし。

require 'rubygems'
require 'sinatra'
require 'dm-core'
require 'dm-migrations'
DataMapper.setup(:default, 'sqlite3:db.sqlite3')
class Post
  include DataMapper::Resource
  property :id, Serial
  property :title, String
  property :tweet_num, Integer
  property :created_at, DateTime
  auto_upgrade!
end
get '/' do
  Post.all.map {|r| "#{r.id}, #{r.tweet_num}, #{r.created_at}, #{r.title} <br>" }
end
get '/create' do
  Post = Post.create(
    :title      => "DataMapperからHello world!",
    :tweet_num  => 0,
    :created_at => Time.now
  )
  "Post.createに成功!" unless post.nil? # 失敗したらnilになる?未調査の当てずっぽう
end

Postクラスがテーブル定義。DataMapper::Resourceをインクルードしたクラスがそうなる。propertyは各カラムの定義。 auto_upgrade!はたぶん、生成も追加もよしなにやってくれる、という意味だと思うけど、よくわかってない。ここをauto_migrate!にしてしまうと、毎回レコードが初期化される。今回は1ファイルで全部やってて、毎回リロードするのでauto_upgrade!じゃないと消えてしまう。

初めてWebアプリにアクセスがあったときに、auto_upgrate!も実行されてdb.sqlite3ファイルがローカルに生成される。また、http://127.0.0.1:9393/createにアクセス^1したときには、レコードが追加される。http://127.0.0.1:9393/にアクセスすると、その時点でのすべてのレコードを一覧で表示する。

次回は、マイグレーション部分とモデル部分を分離してコードを書きたい。


DataMapper - Getting started with DataMapper